団地妻に憧れたのは過去のこと
団地、という映画を観た。
阪本順治監督、藤山直美主演、団地の話でありながらSFで締め括られる、なんとも飽きの来ない内容だった。
主婦の噂話や、パワーバランス、生きてれば感じるあれやこれがぎゅーっと詰まっていた。それぞれが持つやりきれなさが、ちょうどよく沁みた。
この作品中で一番響いたのが、
「心臓が電気も使わず動いていることが説明できますか?説明できない体で不思議に任せて生きている、この世の方がよっぽど奇跡です。死んでいる方がよっぽど普通の状態です。」
みたいなことを言っていたシーン。
死んでいてあの世にいるのがスタンダードで、今の私は奇跡の中か!と思うと、なんかしっくりきたのだ。
生きていれば誰もがやりきれないことってある。どうにもならなくて、受け入れるしかなくて、折り合いをつけようと苦しみ続けたり。
でも、そんなものすら奇跡なんかもしれへんなぁ。
まさかの展開なのに感動しました。こんな作品どうやったら思いつくんやろ。すごいわ。Amazonプライムで無料でみれますよ。土日にいいかも。ではではよい週末を!
次回は今年最後のライブです!
ナッシュビルウエストへ!
お待ちしてます